【函館市】ノスタルジー漂う、入舟漁港、大正湯〜寺町を歩く

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先日、函館市入舟町・船見町・弁天町のカフェをめぐりました。

その合間に付近をぶらぶらと探索してみました。

時間がなかったのでささーっとですが、その時の記録です。

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入舟漁港(函館漁港)

入舟漁港は函館で最も古い漁港です。

正式名称は函館漁港ですが、地元では入舟漁港と呼ばれています。

大きなイカ釣り漁船が何艘もあり、漁師の旦那は興味津々。

下の写真に見える防波堤は明治29年に着工した石積みのもので、かつての弁天台場(今の函館どつくがある場所)の石も使用されています。

何度も修復工事が為されていますが、今も現役ばりばりです。

おそらく今はもう使われていない蔵なんでしょうけれど、函館にはこういった名もない蔵や古民家がゴロゴロとあるのが面白いです。

ピンク色が可愛い、大正湯

大正湯』は、大正3年創業、100年を超える老舗の銭湯です。

今の建物は昭和3年に建てられたものですが、脱衣所は当時のまま。

入ればその面影を楽しむことができるのでしょうけれど、その時間はありませんでした(^^;)

昔ながらの、男湯も女湯も番頭さんに丸見えスタイルと聞きました。

コインランドリーになっている別棟は元々は床屋だった建物だそうです。

昔はお風呂ついでに髪を切る人が多かったのかな。

『大正湯』の向かいにあるのは、ここもいつか食べてみたいなぁと思っている『蕎麦蔵』さん。

ミシュランにも掲載されたそうなので、美味しいに違いないです。

鯨族供養塔

捕鯨船の元船長が、捕獲した鯨の供養のためにと個人で建てた供養塔です。

年に一度、供養祭も執り行われています。

函館と捕鯨の歴史は古く、幕末に締結された日米和親条約はアメリカ捕鯨船の寄港地確保が目的でした。

その後も函館ではジョン万次郎が捕鯨の指導に当たったり、ドイツ船から捕鯨技術を学んだりした記録が残っています。

今でも年10頭のツチクジラ捕鯨が続けられているそうです。

ツチクジラが食べられるのかはわかりませんが、道南では割と鯨肉を食べます。

温かい素麺は鯨で出汁を取りますし、おめでたい日は「鯨汁」という汁物が定番です。

鯨ベーコンもよく食卓にのぼります。

寺町~実行寺、称名寺

函館は元町の教会群が有名ですが、船見町の寺町もなかなか面白いです。

時間がなくささっと駆け足になってしまった上に回りきれず、コロナ禍の影響で御朱印を受付ていないお寺がほとんどだったので、また今度リベンジで訪れてみようかなと思っています。

幸坂を上から

海までどーんと抜ける風景が気持ちいいですね。

坂の上には山上大神宮が、坂の途中には旧ロシア領事館があります。

函館山から延びる坂の風景は、函館らしい絶景の一つ。

“ポッキー坂”とも呼ばれる八幡坂が有名ですが、18本の坂それぞれに歴史があり、違った風景があるのもまたひとつの魅力です。

ちなみに、18本の坂の名前は、

魚見坂、船見坂、千歳坂、幸坂、姿見坂、常盤坂、弥生坂、東坂、基坂、日和坂、八幡坂、大三坂、二十間坂、南部坂、谷地坂、あさり坂、護国神社坂、青柳坂

です。

幸坂の名前は、坂の麓に作られた幸町という町名から付けられました。

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • セミクジラの漢字、初めて知りました!(^^)/
    クジラも種類ごとにちゃんと漢字が有るんでしょうね!
    某クレーム団体、先日TVで見ましたが資金難で勢力が弱体化しているらしいです…
    もともと金を脅し取りやすい日本が標的になったようで
    お隣韓国は日本の4倍クジラを捕っても妨害に遭わないらしいです…

  • うみ部員さま(^^♪
    いつもありがとうございます。今回の記事では、大正湯に行ってみたいですね。古建築は、実際に現役で使われてこそ、だと思うのですよ。現役で使われている銭湯、しかもピンク色の下見板張りの外壁。なんて可愛らしいんでしょう。かなり前から、一度は入浴してみたい、と思っている銭湯です。

  • >jiroさん
    あらら、資金難ですか(^^;)大々的に活動してましたもんね~
    それで日本からお金を毟り取る算段だったんですね( ̄▽ ̄;)
    韓国もそうなんですね!北欧も相当数獲ってますが何も言われていませんよね~
    日本は国際捕鯨委員会も脱退して正解だったと思います!

  • >観るだけ美術部長 (id:mirudakeartclub)さん
    外から眺めるだけでしたが、可愛い外観を堪能できました。
    街中にあるピンクの建物はとても目立ちます!
    私も中に入って中を見たいですが、お風呂は深夜にひとりでゆっくり入るのが好きなので、ここに入る日は来ないかな…(^^;)

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